当社はこのたび、メディカルビッグデータ「REZULT」を活用した「疾病リスク予測AI(以下、本モデル)」を開発し、本技術を用いた医療機関受診勧奨通知を神戸市様へ提供しましたことをお知らせいたします。
詳細は下記リンクよりご参照ください。
https://www.jast.jp/cms/wp-content/uploads/2024/04/ir_notice20240416.pdf
■ 本モデルについて
当社は、独自に保有しているレセプトデータを中心としたメディカルビッグデータ「REZULT」を用いて、健診受診から 5 年後の生活習慣病発症リスクを予測する機械学習モデルである本モデルの技術開発を進め、実用を開始しました。本モデルの開発には、慶應義塾大学経済学部・大学院経済学研究科 教授兼 国立研究開発法人理化学研究所 AIP センター経済経営情報融合分析チーム チームリーダーである星野崇宏氏にも監修いただいています。
当社の疾病予測技術は、従来のリスク判定モデルでは実現できなかった、個人一人ひとり(身長・体重・年齢・特定健診結果)の実情を反映した、より精度の高いモデルとなっています。これにより、個人ごとの将来の疾病リスクを数値化することができ、健康意識を向上させ、医療機関や特定健診受診といった行動変容を促すことが可能となります。現状は、生活習慣病を中心に 10 疾病に対応しています。
今後は、本モデルの更なる実用を促進するとともに、学習データの拡大と対象者の行動変容の結果データを蓄積させ、精度の向上を目指します。そのうえで、市場ニーズに合わせたアウトプットの検討や商材企画を進め、被保険者の健康増進の一助となるべく取り組んでまいります。